No.459 港湾消防委員会で質疑を行いました。

12/6(木) 港湾消防委員会を開催しました。
 この度は、2025日本万国博覧会の開催準備に係る債務負担行為を追加する予算案が提出されました。港湾消防常任員会で審議しました。
 まず、債務負担行為とは聞きなれない言葉ですが、簡潔に説明します。

債務負担行為とは・・・予算は1年に1回作成することになっています。

将来に向けて複数年間支払う支出を予算に盛り込むのは、原則できません。
(会計年度独立の原則)
しかし、複数年かかる大規模工事の場合、今年も含めて数年間にわたって総額これだけの金額が発生する予定であるので、今回の予算に忘れないように明記するといううことです。

平成30年度大阪市港営事業会計の補正予算(第2回)

 ≪ 債務負担行為の補正 ≫

    事   項        期  間          限 度 額 (千円)

 ◆ 夢洲地区埋立工事     平成31~33年度      13,792,000    

 ◆ 夢洲地区基盤整備     平成31年度           253,000

                    合   計      14,149,000

☆ この度の補正予算の「夢洲の追加埋め立てと費用負担について」質疑しました。
◆ 市長は夢洲を「負の遺産である」と言ってますが、そうなんでしょうか?

夢洲の造成目的や現在の活用状況について確認を行いました。

≪ 夢洲を所管する港湾局の答弁 ≫
現在も夢洲の1区・2区・3区は大阪市にとって貴重な処分場であり、4区は夢洲のコンテナターミナルは近畿圏を支える貴重な物流基地として、現在も活用されています。
1区は市内で発生する一般廃棄物等の焼却残さいを処分する廃棄物処分地として活用。
2区、3区については、市内で発生する浚渫土砂及び公共残土の処分地として活用。
4区を中心として、国際コンテナ戦略港湾のターミナルとして、大阪、関西2100万人の生活や産業活動を支えている。

故に ☆ 夢洲は「負の遺産」ではありません!  

◆ 万博開催に必要な費用について、設計変更等で増額になった場合、府市の負担割合についてどうするのか?

万博開催に必要な経費は折半すべきであるがいかがですか。

≪ 経済戦略局の答弁 ≫ 
万博の開催のために必要となるものについては、府市折半する。
今後、事業費が増加することが発生した場合においても、府市折半で費用負担する。
それを確実に行うため事前に文書を交わす。
さらに、下記の4項目についても確認しました。
①万博事業費については、国の資産で1250億円となっているが、今後立ち上がる新法人でしっかりと精査・管理し、議会に提示していただきたい。そして、府市の負担についても明確にしていただく。
②今回の埋め立てや会場建設費以外のインフラ整備についても、事前に府市の負担を決め取り組むこと。
③万博の会場建設などの工事期間中は、大型車両を中心にかなりの交通量が長期間、集中することになります。夢洲周辺地域、市域全体に影響がないよう万全の対策を講じていただきたい。
④万博開催中の会場までの入場者の輸送についても、問題があります。入場者は半年間で2800万人と予想している。1日最大の来場者数は20万人を超える予測をされています。開催中の万博会場への輸送計画をしっかりと立てること。

≪ 参 考 資 料 ≫

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