No.274 財政総務常任委員会で質疑

10/21(金)、財政総務常任委員会で、

「公立大学法人・大阪市立大学に対する土地及び建物を現物出資する件」について、質疑を行いました。

◆現物出資の状況
 ■今回の出資について
 土地 33,658.35㎡
  建物 15,940.66㎡ (延床面積)
  評価額  4,259,639,940円
 ■全体の出資(H18年度の当初出資を含めての総合計)
  土地 300,773.10㎡
      建物 349,748.49㎡(延床面積)
  評価額(資本金) 102,298,793,790円

◆ 今回の質疑内容について
大阪市は公立大学法人・大阪市立大学に土地び建物を現物出資を行ってきました。
■出資理由として・・・
大阪市から無償貸与としてきた土地と建物を市立大学・第二期中期目標の制定に併せて出資し、より自立的・効率的に大学運営を行えるようにするためです。

≪ 参 考 ≫
「地方独立行政法人法第6条」に、地方独立行政法人は、その業務を確実に実施するために必要な資本金その他の財産的基礎を有しなければならず、また、地方公共団体でなければ出資することが出来ないと定められています。

■大阪市が出資した土地や建物について、市立大学が少子化の影響から規模を縮小するなど、大学運営上の理由から不動産を処分する際のルールはといえば・・・ 「市立大学の重要な財産を定める条例」があります。
①建物は予定価格が7000万円以上
②土地は予定価格が7000万円以上かつ1件2万㎡以上
以上の物件について、市立大学が処分する時は大阪市のチェックが働きます。しかし、この2項目未満の物件については特段の定めがありません。法人(市立大学)独自の判断で処分できる事になります。大阪市は、市立大学に出資した市民の貴重な財産が毀損されることが無いよう、ルールを定めることになりました。

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