No.311 敬老パスについて

市営交通料金福祉措置(敬老パス)について、大阪維新の会と公明党の両会派間で協議を進めて参りました。

橋下市長と幾度となく長時間にわたり交渉を重ねて参りました。橋下市長から「高齢者の皆さまにも一部の負担をお願いしたい、何とか認めてほしい」との強い要望がありました。

様々な検討を行った結果、利用者の皆さまに一部の負担をお願いし、今後も『敬老パス制度』を維持出来るように申し入れを行いました。

◆具体的な申し入れ内容について 
 ☆ 更新手数料 3000円/年
 ☆ 地下鉄、バスの利用1回ごとに50円の負担

◆実施時期について 
 ☆ 平成25年4月~   更新料金として 3000円/年 のみ
 ☆ 平成26年4月~   更新料金 3000円/年に加え
             乗車1回ごとに50円の負担(区間に関わらず)
            (事前チャージ方式)

   ※ 事前チャージ方式とは・・・
   PiTaPa、ICOCAのように自動改札で使用・乗車できる専用のICカードに
    切符販売機で事前にお金を入金(チャージ)する方式です。

 ≪ 参考資料 ≫
 ★各政令指定都市における「敬老パス」の状況について敬老パス全国一覧.pdf

。。。一言メモ 。。。
敬老パス制度のあり方について、今後益々高齢化が進展する中、70歳以上の高齢者の皆さまに、「安定的に提供できるサービスをどう確保するか」を中心に議論を続けてきました。

現行の「敬老パスの制度」は約90億円の市税を投入していますが、高齢者の増加に伴い「無料で上限なし」との現制度の維持はとても困難な状況です。

橋下市長は、「子どもでも半額負担です。最低でも高齢者の皆さんに乗車料金の5割負担をお願いしたい」と申し入れがありました。

公明党として「手数料の負担以外は認められない」と主張。議論はお互い一歩も譲らず、平行線を続けてきました。

再度、橋下市長より「3割負担でお願いしたい」と申し入れがありましたが、公明党は「受け入れられない」と、これを拒否しました。

橋下市長と長時間にわたる交渉を重ねてきた結果、改めて橋下市長より「利用額の一部負担を何とか認めてほしい」と強い要望がありました。

今まで、「敬老パス制度」は”高齢者の生きがいづくり”として昭和47年から約40年間維持してきました。

敬老パス利用の皆さまに乗車料金の一部負担をして頂く事をお願いし、「敬老パス制度」を維持できるようにしました。

これからもしっかりと議論をし、市政のかじ取りを懸命に行ってまいります。

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平成24年度予算に反映したものとして、中学校給食の実施、中学校の普通教室にエアコンを設置、妊婦健康診査の拡充、こどもすこやか医療費助成制度(乳幼児医療費助成制度)の拡充など81.2億円(平年度ベース103.4億円)を勝ち取っています。

 

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