No.348 大阪市立幼稚園民営化に関する市協議会を開催

4/19(金)14:00~大阪市役所にて、大阪市立幼稚園民営化に関する”市協議会”を開催しました。この協議会には、市立・私立の幼稚園長や保護者の代表有識者、そして佐藤哲也・宮城教育大学准教授に出席して頂き、大阪市立幼稚園民営化について意見交換を始め乳幼児期の公教育の在り方等について議論をしました。

☆「市立幼稚園・公立保育所の民営化について」・大阪市の方針
平成24年7月に策定された「市政改革プラン」では、民間において成立している事業については、民間に任せることを基本として、セーフティネットとして必要な公立保育所を除き、幼稚園・保育所については、民営化を進めていくこととしています。

≪協議会での資料≫
【配布資料 1] 
市立幼稚園民営化計画(案)の基本的な考え方について(大阪市HPより)
http://bit.ly/12xkpxW  ← クリックして下さい。

【訂正箇所】
9ページ 参考資料 4 利用者負担年額(平成23年度決算額)
【訂正内容】
 <訂正前>  就園奨励費等補助後 231,150円
 <訂正後>  就園奨励費等補助後 251,866円

大阪市の幼児教育について補足説明資料(大阪市HPより)
 http://bit.ly/13G8Eba ← クリックして下さい。

。。。一言メモ。。。 
 約2時間「市立幼稚園民営化」について、市立幼稚園と私立幼稚園の考え方、大阪市の考え方を述べ協議を行いました。有識者として出席いただきました「宮城教育大学・佐藤准教授」から、市立幼稚園の役割の重要性について下記のような意見がありました。日本の市立幼稚園での幼児教育は西高東低である。関西の方が市立幼稚園の幼児教育に熱心で保育内容の質が高い。関東・東北などの他都市から見ると市立幼稚園が充実していることがうらやましいと思っている。幼児期の教育の格差が大きな影響を及ぼすので、小学校就学前教育の機能を更に高めていく事が大切である。市立幼稚園を民営化にすることはマイナスである。私立幼稚園長から、民間でできることは民間に任せる事を基本に市立幼稚園民営化し、特色あるカリキュラムで幼児教育をレベルアップしていく事が出来る。横浜市、川崎市、千葉市で出来ることは大阪でも出来ると考えている。

大森教育委員より
 大阪市の幼稚園児は私立幼稚園へ8割、市立幼稚園に2割の配分である。財政難の中で市立幼稚園の市費負担額が大きすぎる。民営化による税負担削減効果をもっと子育て支援等に効率的に使用すべきである。市立幼稚園の民営化を進めるべきであるとの見解でした。また、保護者からも意見表明されました。市立幼稚園の保護者からは、公立は長い歴史と今まで積み上げてきた経験があり、これからの幼児教育に生かすべきである。公立をつぶすという議論では安心して子供を預けることは出来ない。もっと丁寧に時間を掛けて議論をして頂きたい。  私立幼稚園の保護者から、公立とは違い遊具などにも工夫がなされており、英語教育など特色ある教育を受け子どもにとって大変良かった等の意見表明がありました。  私も大阪市会教育こども委員会・委員長として出席させて頂き、意見表明をさせて頂きました。次回のブログに、今月25日に開催します「大阪市会教育こども委員会の協議会」の事も含めてコメントします。

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