No.372 シンガポール視察 その3

中国上海港に次ぐ規模のシンガポール港の港湾運営と港湾整備について、視察報告。

シンガポール港では大型船舶が停泊可能な大水深バースを整備し、世界中の膨大な貨物を取り扱うハブ港となっています。ITの活用で荷役の取り扱いがスムーズで、世界一待ち時間の少ない港湾業務を実施しており、セキュリティの面でも最先端の技術を駆使し運営されています。

。。。一言メモ。。。
 シンガポール港は自然立地の条件が良い事で港湾事業が発展してきています。日本の港湾事業の機能とは格段の差があります。シンガポールには大きな河川がなく海(港湾)に土砂の堆積の心配はありません。大型船舶が停泊可能な水深が自然立地条件の中で確保されています。大阪港のように淀川などからの堆積土砂で航路の浚渫など余分な費用が発生しません。シンガポール港は海底地盤が強固であることも大きなメリットです。立地条件や荷役量などシンガポール港は、競争の対象にはなりません。大阪の企業がシンガポール港のIT・流通関連に参画し貢献しています。大阪港と神戸港の一体運営はこれからですが、企業連携で更なる完全IT化による港湾荷役取り扱い業務などの運営を改善していく必要があります。

◆ 完全IT化による港湾を整備中 

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