No.141 環境対策特別委員会で質疑

9/8(水)大阪市の環境対策特別委員会で質疑しました。大阪市より「大阪市の環境の現況と対策」について、各施策の取組状況等の説明・報告を受けました。 公明党から、私が質疑をさせて頂きました。 地球温暖化防止に向けた、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの削減が世界的な規模での課題となっている中、「環境先進都市 大阪」を目指す大阪市では、低炭素社会の実現に向け、最先端のまちづくりをめざして、森之宮地区における「資源・エネルギーに関するまちづくり検討調査」と「森之宮焼却工場建替調査」を今年度行うことになっています。その中心的な存在が、様々な議論を呼んでいる森ノ宮ゴミ焼却工場建て替え問題であり、現地建て替えを議会が認めたわけではありません。現地建て替えしたいという大阪市環境局並びに市長(案)に対して、来年予算員会で議論される森之宮ゴミ焼却工場(現地建て替え)について、質疑を行いました。

環境対策特別委員会で質疑

大阪市のゴミ減量について「大阪市の廃棄物対策」、大阪市では、「平成27年度のゴミ処理量(焼却処理量)110万トン」を新たな目標とする「大阪市一般廃棄物処理基本計画」を平成22年3月に策定しました。しかし、平成21年度のゴミ処理量は118万トンで、20年度の135万トンから17万トンもの減量が進んだ。これは大阪市環境局の目標設定に問題があります。将来目標として、平成27年度のゴミ処理量を安全側、つまり達成可能な目標設定110万トン)しか掲げない。事なかれ主義の ” お役所体質 ” にほかなりません。昨年度(平成21年度)の民生保健委員会で、「平成27年度ゴミ処理量を100万トンまで減量が出来るのではないか。」と質問しましたが、市長の答弁は、110万トンであるとのことでした。この度の環境対策特別委員会で、平松市長に「平成27年度ゴミ処理量110万トンまで減量する目標値を見直す必要があるがどう考えていますか。」と質問しました。

平松市長の答弁は、「100万トンを目指してゴミ減量に積極的に取り組んでいきます。」との事でした。

平成21年度の実績が118万トンまでゴミ減量ができ、20年度実績と比較して17万トンも減量達成した。この結果から、27年度ゴミ減量目標を100万トンとの発言は、短絡的発想だと感じました。ゴミ処理量を減量することに、大阪市環境局も懸命に取り組んでいる事を市民に理解できるように、知恵、努力、工夫を是非表現し実施して頂きたいと思います。

森ノ宮ゴミ焼却工場の現地建て替えの件
今年度、 都市整備局発注の「森之宮・新工場のデザイン検討」に関する契約は、標準プロポーザル方式を採用しました。
採用理由は・・・
委託先の選定にあたっては、地元とのワークショップを進める上で最もふさわしい方法として、環境局とも協議の上適切な創造力、技術力、経験などをもつ設計事務所を選ぶプロポーザル方式とした。設計業務の重要な部分である外観デザインを検討することから著作権などの問題も考慮して事業実施となった場合でも具体的な設計が可能な設計事務所の中から選定した。今回の業務が具体的な設計業務では無く、調査段階のものであるため具体的な事業実施が認められなかった場合等には、今後の設計業務などの中止または取り止めとする旨を明記することとした。

つまり

森之宮ゴミ焼却工場の現地建て替えの是非は決定していない。市長からの提案を受けて、議会が判断することになります。

市長としては、新しい森之宮ゴミ焼却工場を「環境先進都市大阪」にふさわしい施設を建設したいと考えています。森之宮ゴミ焼却工場と隣接している中浜下水処理場を有効に活用し、エリア全体でエネルギー効率の高い環境に配慮した最先端の「まちづくり」を目指しています。
 ①森之宮ゴミ焼却工場の基本計画調査
 ②資源・エネルギー循環型のまちづくり調査
これらの調査を今年度実施するよう関係局に市長は指示しています。

市長は、これらの調査結果に基づき、地域住民の意見も聞き、新工場建設やまちづくりについての考え方をまとめたものを議会で議論して頂いて、必要な予算については、来年の予算市会の場で承認を頂きたいと考えていると答弁しました。

今年度の議会での議論で、森之宮ゴミ焼却工場の現地建て替えの是非が決定することになります。


        

Social Links